2007年08月29日

面白 おもじろ

■姫路市今宿■

面白山の白い電波塔.JPG  面白・山の施設表示.JPG


 東行き国道2号線から北に間近い山頂に立つ電波塔が白く際立つ夕どき、古代に登場する十四の丘の一つ甕丘(みかおか)は、ひっそりと時を巻き戻したように静まりかえる。
 一風変わった名の面白山の標高は49b、ただし現在は駐車場が設けられて38,2bと低くなり、みかおかは神子岡へ、そしていま面(おも)白山(しろやま)とよばれる。
南麓の行者堂脇に行者たちの寄る辺となった出水の記録が地区の字限図に位置をとどめ、南の崖の建物が撤去されたあと風化した頁岩があらわになり、この真上に先ほどの白い電波塔が危うげに立つ。2003年3月より無人化された測候所は「特別地域気象観測所」と名前を変えた。観測所の前身は「明治37年の兵庫県統計書」によると、もと県立姫路東高等学校北西の地にあって名前を飾磨郡城北観測所といい、姫路師範学校内にあったと記される。昭和38年に面白山に移転したのち41年児童文化センターが開館、この土地の字名(あざめい)から面白山児童文化センターと命名された。
 面白という地名は全国的に数は少なく、その大半が河川・渓谷の近くにあって、島根県や千葉県それに福島県、山形、北海道、など列島の北部に偏ってあるのが特徴である。
判りにくい面白の語源についてアイヌ語からの発祥だという説があるので紹介しょう。北海道雨竜郡雨竜町の面(おも)白内(しろない)という地名の由来は、アイヌ語のオモシリオナイが変化したもので、その意味は(川尻に島がある川の意)だとの説である。日本地名研究所所長谷川健一さんは、アイヌ語地名の存在と重要性についてアイヌ語を共通語として話した人びとがいたのであろうと語る。
 さすれば、水尾川の流れが麓まで迫る古代の甕丘周辺は、アイヌ語でいうオモシリ(川尻)に相当し、丘を島と認識する人たちの居住環境であったのだろうか。
posted by 早春 at 10:54| Comment(0) | 姫路市中部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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